喫煙と先天異常(奇形児)

喫煙は多くの先天異常と関係していますが、例えば、脳のない新生児が生まれる「無脳症」は妊婦の喫煙によって発生しやすくなり、発生率は喫煙量と相関します。イギリスの調査結果によると、非喫煙の場合1000出産当たり2.18人の「無脳症」発生リスクのところが、1日1~9本の喫煙では2.77人(1.27倍)、10本以上では3.05人(1.40倍)と増加しています。また、父親の喫煙も先天異常と関係があり、中国の調査によると、二分脊椎の発生リスクは、1日20本以上の父親の喫煙で3.2倍になります。

監修:山岡雅顕先生

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