受動喫煙と不妊

卵子の染色体異常が、受動喫煙を受けていない非喫煙者では5.1%だったのに対し、受動喫煙にさらされている非喫煙女性は13.0%(2.5倍)と報告されています。卵子の染色体異常は不妊の原因となります。 流産は職場での受動喫煙によっても起こることが、複数の研究によって報告されています。スウェーデンでの調査によると、職場での受動喫煙暴露を受けた妊婦は、そうでない妊婦に比べて2.16倍流産を起こしやすいことが分かっています。アメリカの調査では、妊婦の1日1時間以上の受動喫煙によって流産が1.5倍に増えることが分かっています。

監修:山岡雅顕先生

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