再びタバコ値上げ論議
2005/10/27
生活習慣病対策のため、タバコ値上げが国会質疑や政府税調などの遡上に上っている。タバコ値上げで喫煙者を減らしてタバコ病にかかる医療費を抑制し、増税で得た増収分を医療費に当てるという案だ。反対意見としては喫煙率低下によってかえって税収が下がるおそれがあるというものだが、どのくらいタバコの価格を上げれば税収増になるかはすでに厚労省外郭の研究機関が試算を行っている。医療経済研究機構が平成14年に作成した報告書だが、それによるとタバコ1箱10~20円程度の値上げではかえって税収減となり、1箱400円くらいでトントンになる。1箱500円にすると、喫煙者は1000万人くらい減るが、税収は6000億円くらい増える。さらに喫煙者が減った分、タバコ病による超過医療費は5000億円以上減る。さらに、タバコの値上げは未成年喫煙の抑制効果が大きい。前回のように1本1円というのではなく、大幅な値上げが必要なのである。下記サイトにタバコ価格と税収などの変化のグラフを掲載しているので興味ある方は参照して欲しい。
http://www.nosmoke-med.org/signature/indexx9.html
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コメント
<アキ>
2005/10/29
シンプルすぎてお恥ずかしいくらいの意見ですが…
以前、ニュージーランドを旅した時、確かタバコが800円くらいしたような…。お土産にしようとしていたため(それもスゴイですが)探しに探し、挙げ句にその金額。
買う気が失せました。
世の中にはわたし並に単純な人も多いはず。
日本でも現行の倍以上の金額にしちゃえばいいのに、と単純に思ってしまいます。
<サンボン>
2005/10/29
最近、酒税はニュースになるけど、タバコ税は報道されなくなったようです。経団連は、トヨタ出身の奥田会長。対米貿易黒字対策は、重要課題でしょう。牛肉も輸入再開です。ブッシュが当選した時、アメリカではタバコ関連株が値上がりしたとか。現代のアヘン戦争です。


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