不都合な真実
2006/12/27
「不都合な真実」というのは、アル・ゴア氏の講演の演題です。
クリントン大統領のときの副大統領で、2000年の大統領選挙でブッシュ氏に僅差で負けた人です。
今、地球が危機的な状況にあると言ったら、信じられますか?
アフリカの最高峰キリマンジャロの雪は溶け、
北極の氷はこの40年間で40%縮小し、
巨大なハリケーンや、竜巻、台風、洪水などの自然災害が発生し、
世界各地で砂漠化が進み、
数多くの動植物が絶滅しています。
50年後には北極の氷が無くなり、海面が6m上昇し、その結果、世界の都市の多くが海中に沈むことになります。

先日読んだ「文明崩壊」という本にもありました。
マヤ文明が滅びたのも、グリーンランドに入植したバイキングの植民地が崩壊したのも、ちょっとした気候変動がきっかけでした。
イースター島の文明も、北米のアナサジ族の文明も、多くの文明は、その極期の直後に崩壊しています。
そして、崩壊する間際には、人肉食などの証拠が見つかっているそうです。
ルワンダや中東など、現在の紛争地域は、農地面積に対して人口が多すぎるという共通点があるそうです。
気候変動は、グローバル化している現在、一部の地域だけの崩壊では済みません。
世界大二位の小麦輸出国のオーストラリアが、旱魃のために小麦輸入国になるかも知れないというニュースを先日も聞きました。
1月12日夜、そのゴアさんの講演会があるそうです。
同時通訳つきということなので、行ってこようと思います。
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<サンボン>
2006/12/28
リラさんが吐き出す煙は、リラさんの身近な人には重大な影響があるかもしれませんが、タバコの環境破壊はそういうレベルで問題なのではありません。世界中で伐採される樹木の6本に1本は、タバコの葉の乾燥のために使われているそうです。それは、燃料用に使われる樹木の8割に当たるそうです。
タバコの環境破壊は、主にその製造過程に問題があります。


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